2017年8月15日火曜日

ネットショップ運営 - Amazon - vs 楽天

ほんの数年前まではネットでお買い物と言えば楽天でした。
これがあっと言うまにアマゾンに変わったのは本当に驚きです。
僕のお店でも主役の座を楽天からアマゾンに奪われて行きました。


どんどん売上を伸ばしていくアマゾンに対し、どんどん減らしていく楽天。
以下の2点でアマゾンが圧勝していると考えています。
・商品が探しやすい
・安い



・商品が探しやすい
これは楽天とアマゾンのビジネスモデルが全く違う為に起こります。
楽天のメインとなる売上は「出店料」「広告料」「販売手数料」です。

「出店料」を稼ぐためには店舗数が沢山必要になってくるのですが、
そうなると同じ商品を別店舗が販売している場合に店舗数×商品数の数だけ
検索結果として表示されてしまう事になります。
店舗の数だけ商品数がありますので、どうしても探しにくくなるわけです。

「広告料」を稼ぐためには検索結果の上位表示にメリットを作れば良いのです。
店舗数×商品数の数だけ同じ商品が並びますから広告を出さなければ売れません。
すると検索結果としては店舗のパワーバランス順に表示されますので、
更に探しにくくなります。


アマゾンのメインとなる売上は「商品販売」です。
アマゾンは仕入れと販売を自社で行っているので探しにくければ死活問題です。
どうにかして沢山売ってくれる商品を上位表示しなければなりません。
結果として検索に広告の入る余地はなくなり、商品の重複表示を回避出来ます。


・安い
これは楽天 vs アマゾンではなく、楽天店舗 vs アマゾンとなります。
桁が全く異なる為、もはや勝負になりません。

特に物流コストが圧倒的です。
小規模店舗では太刀打ちできません。
そしてこの安い送料がお客さんにとっての「普通」になってしまったので、
とても苦しい戦いを強いられることになってしまっています。



総合的に見てもアマゾンが勝利しており今後も変わらないと思います。
とはいえ「アマゾンに出店すれば未来はバラ色だ」という訳でもありません。
バラ色の未来を求めて沢山の事業者が押し寄せて来ています。

すでに人気商品は売っても赤字なるぐらい低価格が進んでいます。
次々と商品を探せる目利きか、商品を作り出せるアイデアが求められます。

僕のような小規模事業者は「何処に売るか」と同じぐらい
「何を売るか」を大事にしなければアッと言うまに消えてしまいそうです。

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